もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その265:プリントパック2022年賀状 再び)
(承前)
相変わらず、残暑厳しき折ながら年賀状公募を深掘り&豚斬りです。
因みに2023年賀状の募集はティービーが2022.06.19まで、プリントパックが2022.08.22までだったので、あながち時期外れとも言えないんであるが(この応募期間が終わるまで待ってたんです)。なお、アドプリントは年賀状公募をやめたみたい。
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ところがだよ。ツルは大変な見落としをしていたのであった・・・
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このことですが、実はまた塩崎一族の別名義を見つけたんじゃないかという話で。
プリントパックの2022年賀状デザイン公募結果のサイトを見ていて、「月見夜空」なる作者に目が留まった。11点入賞しているから、「滝沢 卓」名義の入賞10点(cf.【その263】)を凌駕する勢い。これが疑惑たんまりの限りなく闇黒に近いグレイでして。
なぜツルがそう思ったのか、見ていこう。
京都府向日市
株式会社プリントパック
令和4年 年賀状
(優秀賞)
月見夜空
1
HAPPY NEW YEAR
これは2021.10.25の日経新聞全面広告にも使われている。
(秀作賞)
月見夜空
2
謹賀新年
ほら、やっぱり三度あることは四度あったでしょ。
【その248】
プリントパック 2019年賀状 第2期
(入賞)
滝沢 卓
7 もらって嬉しい年賀状
【その246】
プリントパック 2020年度 子年第1期 年賀状
(入選)
滝沢 卓
4 もらって嬉しい年賀状
賀詞の筆文字も使い回しやないかい!
【その264】
ティービー 年賀状プリント決定版 2022年寅年
滝川 卓
(佳作)
もらって嬉しい年賀状 赤富士と水引-フォーマル年賀状
3
新年のご挨拶
こちらの宝船との趣きの違いをご鑑賞下さい。
【その245】
プリントパック 2021年 丑年 年賀状
(入選)
7 新年のお祝い
滝沢 卓
(入選)
月見夜空
4
新年のご挨拶
やっぱり出てきたね、伝統的虎柄。
【その263】
プリントパック 令和4年 年賀状
(入選)
03
新年のご挨拶
滝沢 卓
実は竹が反転してリサイクルに回されていたりする。
5
新春のお慶びを申し上げます
同工異曲とはこのことですな。松と梅は4と同じ。とりわけ梅が枝は巧みに使い回されてきているコンビニアイテム。
【その246】
プリントパック 2020年度 子年第1期 年賀状
(入選)
滝沢 卓
8 もらって嬉しい年賀状
11 もらって嬉しい年賀状
【その245】
プリントパック 2021年 丑年 年賀状
(入選)
4 新年のお祝いに
滝沢 卓
他にもあるけどもうめんどくさいから適宜探してね。
6
謹賀新年
ほぅら、また捕まえた。ここでは梅に加えて竹も型押し、4と同じです。
(佳作)
月見夜空
7
謹賀新年
こちらの七福神との趣きの違いを・・・いやいやパーツはほとんどおんなじか(苦)。
【その245】
プリントパック 2021年 丑年 年賀状
(佳作)
13 新年のお祝い
滝沢 卓
8
新年のご挨拶
猪浮かれりゃ牛が踊って虎も跳ね。富士のお山は前回も見た北斎描く山下白雨。
【その250】
アドプリント 2019年度年賀状
(特別賞)
滝沢 卓
やっぱり賀詞のダブル遣いは品格に欠けると思うわ。
【その252】
ティービー 年賀状プリント決定版 2021年
(佳作)
3 富士の頂で踊る牛-カジュアル年賀状
プレミアム
滝川 卓
あ、ここにも例の梅が枝が出ていたか。
9
新年のご挨拶
【その263】
プリントパック 令和4年 年賀状
(佳作)
07
謹賀新年
滝沢 卓
これはめっきりまずいよねえ。作者が違ってたら当然「盗作」の烙印を押されるところだぞ。月見夜空 = 滝沢 卓ということもこのペアが動かぬ証拠。特に指摘しておきたいのは、同じ公募で2つの名義を使っちゃったことです。
10
HAPPY NEW YEAR
1の虎と同じ個体ですな。
11
HAPPY NEW YEAR
はい、コレはコレね。
【その246】
プリントパック 2020年度 子年第1期 年賀状
(入選)
5 もらって嬉しい年賀状
滝沢 卓
以上見てきて、月見夜空 = 滝沢 卓 = 滝川 卓たる旨がご納得いただけたことでしょう。これらの名義が塩崎榮一ないしは塩崎一族をも意味していることについては、【その246】をご覧下さい。
ツルもプリントパックのサイトは4年分ぐらい見てきてて、月見夜空名義のことは最近になるまで見落としてたんだけどね。2の水引デザインがなかったらまだ気づいていなかったかもしれない。まだケツは青いしクチバシも黄色いツルですわい。
正直言って、年賀状公募というのは自治体章やご当地キャラクターやご当地ナンバープレートの公募に比して格が低い気はする(これに集中的に打ち込んでるガイダー各位には悪いけど)。何十点も何百点も「採用」されて商品化されるものであって、1点だけベストを選ぶごりごりのサバイバルレースではないからです。しかも採用確率は極めて高い。だからやっぱり、向き合う態度に甘さが出てきてると思うし、デザインの「のっぴきならなさ」はほとんど感じられない。これは何も塩崎一族に限ったことではなくて、年末になると本屋に並ぶ年賀状デザイン集とかコンビニやプリントショップの年賀状サイトとかチラシとかってなのも大概は使えないものばかりだといつも思う(ツルの感覚では)。
まあ、年賀状っつう文化も令和のうちに廃れていくんでしょうけど😢。海外のクリスマスカードの風習はどうなるんだろう。
でもね、それはそれ、名義をいくつも使い倒して応募することはまた別の話です。
実は、プリントパックの2023年賀状公募サイトにはこんな記述が出ていて驚きました&笑いました。
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採用点数はお一人様(1世帯)最大30点までとさせていただきます。(ご応募点数は制限無し)
※名前を変えてのご応募を避けるため1世帯とさせていただいております。
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2022年版までこんなのなかったぞー(笑)。因みにティービーでは応募が1人4点までに制限されており、上記のような注意喚起は存在しない。
これさあ。まさに滝沢 卓と月見夜空のためにあるような注意/警告じゃないですかww。でもさ、「1世帯」というのも曖昧さが残るし、抜け穴はいっぱいあると思う。公募ガイダーってのは規制の網をあの手この手でかいくぐって出してくるもんでしょ。月見夜空名義が2023年版からは消滅すると言い切れますかね?塩崎榮一と福添歩美だったら同世帯に属してないことになるんですか?
(続く)
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