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2022年11月 6日 (日)

【スーパーローカル編】伊都国の密室で;偶然の鍵(九州大学フジイギャラリー暖簾マーク)

(承前)

 

前々回書いたこの件↓なんですが。

 

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因みに、今年5月に正式なロゴマークのデザインが発表されるまでの間も学内利用は始まっていたわけで、仮のロゴマークとロゴタイプを用いていたらしい。これです↓。

 

Fujiigallerytentative

 

この仮ロゴマーク、どうも日本の家紋の「八つ藤」と「隅立て井筒」を組み合わせたデザインのように見える↓。

 

Yatsufuji Marunisumitateidutsu

 

八つ藤紋は家紋としては割と特殊なものかと。フジイさんのおうちの紋所じゃないかという気がしたりして。(少なくともイフジ産業のロゴマークではない。)

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全くひょんなことから詳細が判明しました。ニュースレターに出てたんです。

 

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(2021.09.30 九州大学総合研究博物館ニュース No.36 抜粋)

 

Yoshidafujiigallerysplitcurtaindisplayed

 

暖簾マークの紹介
吉田明世 テクニカルスタッフ

 

この春から進めてきたフジイギャラリー内の準備も、6月にようやくひと段落を迎えました。広々とした印象だったG1スペースにも、歴史的什器である本棚やテーブル、椅子、受付カウンター等が設置されました。
この受付カウンターの後ろに掛かっている暖簾を、この度デザインさせて頂きました。暖簾のデザイン自体初めてで、どのようなデザインにしようか考えましたが、フジイギャラリーの名称にもなっているご寄付頂いた藤井様のお名前よりイメージを膨らませて制作致しました。
植物の[藤]と、[井]の漢字のカタチから構成し、囲み藤の中に井の字を傾けたレイアウトを家紋のように円で囲み表現しました。井の中央にある四角の余白をフジイギャラリーの建物に見たて、中央に配置することでより多くの人に集まってもらいたいという思いを込めました。

 

〔後略〕
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つまりこういうことらしい↓。仮のものではなかったわけです。

 

九州大学総合研究博物館
フジイギャラリー
暖簾マーク
吉田明世(フジイギャラリー テクニカルスタッフ)
Yoshidafujiigallerysplitcurtain

 

だっさーーー。資金提供者の家紋と見紛うデザインをギャラリーの公式Icon(の一つ)として作っちゃったなんて。藤井德夫氏はこのデザインにhappyだったろうか?
「家紋のように」じゃなくて、家紋そのものでしょうが。「囲み藤」という呼称はツルは知りませんでしたが。
シンプルなフォルムと単色による強いコントラストを身上とする日本の家紋も、江戸後期に入るといわゆる複合紋が増えてくる。バリエーション展開に走って爛熟しちゃうわけ。(因みに、明治期に入ってからできた家紋というのもあります。)
「四角の余白をフジイギャラリーの建物に見たて」云々というのもまるで納得できない。それこそ密室のMetaphorじゃん。

 

Fujiigallery2

 

四角じゃない、鳥の羽みたいなカタチをしているというのがこの建物のウリだろうに。吉田はフジイギャラリーが竣工した後の2021年4月から勤め始めているので、建設中の姿は知らないことにはなるけれど、自分の職場の建物の形を理解していなかったのだろうか。

 

2021年9月と言えば、ギャラリーロゴマークの募集(2021年7~8月)が終わった後、その入賞者発表(2021年11月)が行われる前、すなわち選考の最中だった頃ということになる。それが決まるまでの間、この「暖簾マーク」が本当に必要だったのだろうか?そして、正式なIconが決まった後もこちらのIconを併存させておく必要はどこにあるのか?それって賢明なこと?

 

そして、こういうことにもなるんですね。

 

2005年1月
総合研究博物館ロゴマーク(公募(?))
岩永省三(総合博物館教授(?))
 ↓
2021年9月
フジイギャラリー暖簾マーク(非公募)
吉田明世(フジイギャラリー テクニカルスタッフ)
 ↓
2021年11月
フジイギャラリーロゴマーク(公募:デザイン披露は2022年5月)
山崎千春(附属図書館付設教材開発センター テクニカルスタッフ(?))

 

「(?)」を付したのは学内公募や同名異人である可能性を完全には排除し切れないからっすww、念のため。
これが「地方」というものの伝統なんでしょうかね。まあ、東京藝術大学(の美術研究科デザイン専攻 描画・装飾研究室)だっておんなじようなもんだけど(cf. 2018.12.30「松戸ナンバープレート選考に不正の疑いあり」)。いや、そっちの方がやっぱり悪質か。

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