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2022年12月24日 (土)

【スーパーローカル編】今はもうない;そりゃあり得ない(駛馬小学校) 後編

(承前)

 

クリスマスイブだから連発いきますww。

 

いったいこの母親は何者なのか。調べてみたら、いろいろとわかってきた。

 

大牟田市長 関 好孝の後援会のサイトには、応援コメントが出ている。

 

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(関よしたか後援会サイト サポーターの声 私たちは関よしたかさんを応援します 抜粋)

 

Futagamikaori
情報サービス業 会社員 二神香里さん

イキイキしているおおむたの人 キラキラしているおおむたの地域たくさんの魅力で人口減少を克服!安心して働き暮らし続けられる大牟田になるよう願っています。

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応援になってない感じだけど(苦)。
さらに調べてみると、ご当地のコミュニティFM「FMたんと」を運営する株式会社有明ねっとこむ(大牟田市:代表取締役社長 糸永一平)の社員である。同社サイトを見ると、「当社は、大牟田市、みやま市、荒尾市、及び福岡県、その他の地元企業様等の出資による第3セクターとして昭和62年に設立」との記述がある。
また、本公募の告知が載っている2017.07.01発行の「広報おおむた」No.1200の巻頭特集記事は「FMたんとを聴いていますか? 祝・開局1周年!79.3MHz」である。
だんだん怖くなってきました、まるでご当地の闇の部分を覗いたようで。

 

負けず劣らず怖いのは、最終候補に残った他の3点がこうだったことです。

 

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(2017.09.21 学校再編協議会だより(駛馬南・駛馬北) 第10号)

 

Hayameeleschoolcandidate2
今までのなじみのある校章とかけ離れたデザインにはしたくなかったので、[八角形]を基本としました。馬込の水の[青]、石炭の[黒]、子どもたちをイメージする若葉の[緑]で構成してみました。「駛」の漢字は珍しく、日本でここのみの使用を生かし入れてみました。駛馬北小卒なので、思いも入れました。

 

Hayameeleschoolcandidate3
今までのなじみのある校章からかけ離れたデザインにしたくなかったので、[八角形]にしてみました。葉を模した形に馬込の水の[青]、中央は石炭で[黒]、放射線状に伸びる線は、未来を表し、赤い炎にしました。「駛」の漢字は珍しく、日本中でも唯一無二の学校としたくて、入れました。駛馬北小卒なので、思いを入れました。

 

Hayameeleschoolcandidate4
駛馬北小の生命力を感じる生き生きとした[葉]と、駛馬南小学校の明るい太陽のような元気な[ひまわり]のデザインを融合させ、歴史ある各校の校章の一部を残しました。中央は①世界で活躍する②たくさんの可能性を持った子どもたちをイメージし、地球儀にも、ダイヤモンドにも見えるデザインにしました。校章の中心は、[方位磁針]で駛馬南北の小学校を表しました。
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採用作を含め、全部が同じパターンだったわけ。他の応募者はどっちらけたことやろうな。偶然なのですか??そうじゃないでしょ。応募総数76名82点から最終候補に選ばれた4点が[八弁花]ばかりで他のモチーフが一つもなかったというのは、制定側の明確な意図が見て取れる。選考のポリシーを持つこと自体は問題ないと思うけれども、公募で集まった様々な意匠や視点や感覚を新しいIconの創造作出に活かすという観点からは疑問を感じざるを得ない。そもそも校章に校名を入れるって、どちらかというと逃げのデザインだと思うし(高校や大学ではそんなもんあんまり見ないでしょ)。「100年を経て再び一つになるから校章も旧に復するべきだ」というスタンスしか取り得なかったのか?もちろん、応募時に旧校のものをベースにせよという御題が出ていたわけではない。

 

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<募集内容>
・「駛馬小学校」がイメージできるデザイン
・清新なイメージで独創的なるデザイン
・デザインの由来が明確であるもの
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コメントの文章からして、候補の1番目と2番目の作者が同一人物であろうことは言を俟たないが、もっと恐ろしい想像は、4点全てが同一作者であると考えることである・・・・・。ま、3番目の「ひまわり」はアナログ作画のようだからそれはないんでしょうが。(どうでもいいけど、北半球住まいのツルとしては、N極が暖色の赤で、S極が寒色の青で表されるというのは反対じゃないのかといつも思う。)

 

統合された2校の校章はこのようなもの。

 

Hayameminamiandkitaeleschools

 

なるほど。
肝腎の採用作の制作意図はこうである。

 

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(2017.11.09 学校再編協議会だより(駛馬南・駛馬北) 第11号)

 

駛馬南小学校と駛馬北小学校は、100年の時を経て再び1つの学校になります。校章は分離する前の駛馬尋常小学校の校章に戻したいと考え、資料を探していただきました。残っている資料によると、それぞれの学校の今の校章は、分離する前の校章と同じような図柄でした。考案した図柄は、分離する前の校章を元に作成しました。
近い将来、英語の授業も始まるので、学校名の[英語表記]も入れ、人に対する温かさや優しさをもってもらいたいとの願いを込め、色は[ピンク]にしました。
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大昔の駛馬尋常小学校の校章(「分離する前の校章」)はネットなんかではさすがに見つけられなかったww。「資料を探していただきました」というのは再編協議会のメンバーたる地位を利用してのことでしょ?単なる応募者としての(つまり他の応募者と平等な)立場ではなかったはず。
ピンクの英語表記はまるで目立たないし、気がつきました?最終版では削られてるけど。

 

Futagamihayameeleschoolinitial

 

(続く)

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